みなさんこんにちわ、ストレンジアーティファクトカスタムレザー、デザイナーのツダイサオです。ストレンジアーティファクトのアイコン商品でもあるレザーアーマーリングについて解説したいと思います。
3段に重なったプレートが特徴的な西洋甲冑を模した革製のリング、これがストレンジアーティファクトのレザーアーマーリングです。
■レザーアーマーリングに使用している革について
もっともベーシックなモデルで使用しているのは1.3mm厚のステアハイドと呼ばれる牛の革です、表面(銀面と呼びます)にはシボが出ておらずスムースな表情をしています。
画像はヌメ革と呼ばれるベジタブルタンニン鞣しのオイルなどをほとんど入れていない素仕上げの生成りの革
こんな感じの革をまず全体を茶色に染料で丸染めして、そのあとモデルのカラーに応じて銀面を手染めしていきます
■レザーアーマーリングのカラー展開
カラー展開は3種類。 革の色はブラック、ブラウン、ジェットブラックの3種類で使用している革以外の違いは金具の色です。
■ブラック-■ゴールド(ブラス)
■ブラウン-■ゴールド(ブラス)
■ジェットブラック-■シルバー(ニッケルメッキブラス)
似たようなブラックとジェットブラックでも革の裏側の色と金具の色でかなり違う印象になっているのがわかると思います。
・ブラック
ブラウンの上にブラックを重ねて染色することでほんのりブラウンみのあるブラックになっています、着用していくうちにブラウンがうっすら出てきてヴィンテージの革によくみられる茶芯、特に面落ちと呼ばれるような経年変化が起こります。
・ブラウン
同じ丸染めのブラウンの銀面にラセットブラウン(赤茶)を入れてより深みのあるブラウンに仕上がってます。
・ジェットブラック
こちらはベースのヌメ革は同じですが芯通しと呼ばれる芯まで染まったブラックの革にさらに表も裏ももう一度手染めで黒を入れることによりより深い黒を実現しています。 茶芯レザーのような経年変化は起こり辛く長い間黒を楽しめます。
そして仕上げに革の表層にのみドライオイルを入れてありしなやかで使用していくと艶が出てくるようになってます
他にも使用しているレザーや刻印が違ったり、リングやバックルなどがついているモデルもあります。
■どの指にするのが正解?
正解はないですが、個人的に好きなのは中指にレザーアーマーリングを着用して人差し指にシグネットリングという組み合わせでおすすめです。 シグネットリングはスカーフリングとしての使用もおすすめです。
■革は伸びたりする? どのサイズを選べばいい?
無理やり伸ばしたりしなければ0.5号も伸びないのでジャストサイズで着用するのが良いと思います、もちろん感じ方には個人差があるので誰でも同じようにとはいかないですがサイズの選択が不安な方はまずはお気軽にお問い合わせいただければと思います。
ご自身のリングサイズの測り方はこちらを参考にしてください
自宅にあるもので簡単にできるリングサイズの測り方
初回に限り往復送料無料でサイズ交換も承っておりますので安心してご購入いただければと思います。
サイズ交換について
■お手入れに関して
・水にぬれたけどどうしたらいい?
水にぬれた場合、乾いた布などで表面の水気をふき取り日の当たらない風通しの良い室内で自然乾燥させてください。
ドライヤーを使ったり直射日光に当てたりすると革ににダメージが入ってひび割れの原因になったりしますのでご注意ください。
また濡れたまま着用していると型崩れをしたり、革が通常よりも伸びてしまうことがあるので、もし水に濡れてしまったらなるべく早く着用をやめて乾かしてください。
もし水以外の液体(糖分を含んでいるジュースや塩分を含んでいるソースなど)で濡れてしまった場合はなるべく早く水道水で洗ってください、その際はゴシゴシ洗うのではなく水流で流すだけにしてください、その後は上記の通り自然乾燥をしてください。
・オイルとか入れる?
基本的にオイルを入れる必要はありません、オイルを入れてしまうと柔らかくなりすぎてリングとして適さなくなるため推奨はしていません。
濡れてしまったときに無理に乾燥をさせた場合はレザーが硬くなりすぎてしまう場合があるのでその際は少量のオイルで元の硬さに戻る可能性はあります。
最後に
いかがだったでしょうか? レザーのリングってあまり見たことないし、どうなんだろ? って最初は思うのですが独特の柔らかな着用感やエイジング、レザー特有のカラー感や質感など魅力にあふれていますので金属の指輪とはまた違った楽しみ方ができると思います。
ストレンジアーティファクトカスタムレザーもう一つのアイコニックな商品「ダブルバックルブレスレット」についても下記記事にて解説していますので合わせてよろしくお願いします。
――ダブルバックルレザーブレスレットについて――