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あなたの遺物を探しに

月詠みの指輪

つきよ

ゆびわ

◆【物語り|月詠みの指輪・深黒】◆

 

「——これ、はめないの?」

 

「まだ早い、星鉄もないし」

 

「文様はちゃんとあるよ。同じ月詠みでしょ」

 

「同じに見えるだけだ」

 

それから先は、誰も何も言わなかった。

 

深黒は、その沈黙をそのまま映している。

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はいとばり

いんしょう

灰帳の印章

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◆【物語り|灰帳の印章・深黒】

紋章を継ぐはずだった、と父は言った。

だが私の手にあるこれには、紋章がない。

代わりに刻まれた文様の意味を、誰も教えてくれなかった。

結局、身につけることはなかった。

深黒のまま、しまってある。
 

封口の襟飾り

ふうこう

えりかざ

◆【物語り|封口の襟飾り】

 

「ずっと黙ったままだ」

 

「ああ」

 

「あの襟の、蔓のような紋」

 

「絡めているらしい」

 

「何を」

 

「言葉を」

 

「……」

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星天のリスト

せいてん

◆【物語り|星天のリスト】

 

浜の者は、五本の帯を幾重にも交差させて腕に巻いた

 

と言い伝えられている。

 

重なり合う線に、思いがけず星の形を見出すのだという。

 

海から昇るものと、海に還るものを、その線が分けているのだそうだ。

 

交わる場所にこそ、意味があるらしい。

 

星が交わる場所には、いつも何かが宿るものだ。

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戒めの腕輪

うでわ

いまし

◆【物語り|戒めの腕輪】

 

”それ”は夜を呪った。

 

”それ”はただ一人、吐き捨てるように呪詛の詩を叫び続けた。

 

元は別の用途の革具だったが、

 

締め方も、たるみも、”それ”の流儀のままに変わっていったという。

 

同じ形に写したつもりでも、同じものになることはない。

 

巻く者の荒々しさだけが、革に移る。

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StrangeArtifactについて

Strange Artifact——奇妙な遺物

この名の通り、ここには奇妙な遺物が並んでいます

時代も、場所も、物語も、それぞれ異なる

なぜここに届くのか、誰が持ち込んだのか——

そのことについて、説明できる者はいません

StrangeArtifactは、架空の世界から届いた遺物を

革に刻んで再現するレザーアクセサリーブランドです。

ゴシックの神秘とアンティークの重厚感を纏いながら、

記憶と意志を宿す装身具をひとつひとつ作り続けています。

素材には時間が宿ります、使い込むほどに革は育ち

金属はその人だけの表情を刻んでいく

それはまるで、纏った者の物語が 装身具そのものに記されていくようです

物語を持つ人のための、装身具を

あなたに合った一点が、 あなただけの物語になっていきます。

—— 製作者について

製作者はこれまで、ゴシック・ロリータ系ファッションブランド h.NAOTO・Sheglit とのコラボレーション、宝野アリカ写真集『繭百合、骨百合』への衣装提供、L'Arc-en-Ciel 25周年ライブへの衣装提供などに携わってきました。

あなたの遺物を、探しに

世界観の続きは、こちらで

StrangeArtifact|架空の世界から届いた遺物を革に刻んで再現するレザーアクセサリーブランド

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